もし受かっていたら

 

中津です。

大学は一浪して希望校である関西の国立大学に入りました。
現役受験のときは実力的に無理と思い、関西の公立大学を受験しました。
自分の中では第2志望と考えていたので、ここに入ってしっかり頑張ろう、という思いでした。

そして、受験。最後の科目が理科でした。終了の10分前ぐらいまではもう完璧、受かったも同然という思いでいました。
しかし、このときふと気付きました。解答を書く場所が間違っていると。
白紙の解答用紙につらつらと解いていくような形式でしたので、今更書き直すことができない、そんな状態でした。
その時何かしたのか、もう仕方がないからといって何もしなかったのか、この辺りの記憶は飛んでいます。もちろん、不合格でした。

次の年、それなりに実力もつけ受験に臨みました。国立大学を受ける前に私立大学の受験です。3校受けました。

いずれも自信たっぷりで臨んだのですが、1つ落とし穴がありました。
前年もそうだったのですが、なぜか1校だけ数学の問題が現地に来ると解けないのです。過去問を解く限り、大変解きやすく楽勝と思っていたのですが、2年続けてやられてしまいました。この日の晩は炬燵の中に潜り込んでいたのを覚えています。

しかし、この失敗があったから志望校に受かったのかな、と思っています。

受かっていたら、もう余裕と思って最後の追い込み勉強をしなかったかもしれません。ここから2−3週間あったと思いますが、本当に必死に追い込み勉強をやったように記憶しています。

この私立大学は高3の時に推薦をもらおうと思いましたが、私よりも成績の良い人がいたので、もらえませんでした。お呼びではなかったんだと思っています。

もしどこかで受かっていたら今とは全然違う道を歩んでいたと思います。
ある意味その時その時の状況をを受入れ、いろんなことを考え、前を向いて進んできたのが今の状態なのかな、と思います。
たかが受験なので、そんなにたいそうなことではありませんが。

当時もちろん今みたいにネットワークなんて発展していませんから、情報を得るにはほとんど本しかありませんでした。そんな中、蛍雪時代は読んで、どんな大学があり、どんな研究をしているのか、という情報を自分なりに集めて考えていました。
他に確か1冊だけどこの大学ではどんな研究をしているか、ということをまとめている本があり、大学ではどんなことができるんだろう、なんてことを思い巡らせながら、受験勉強をしていました。

現役の時、私立大学を3校、公立大学を1校、受験しました。そのうち1校は合格しました。この大学は合格できるんじゃあないかと考えて受験し合格しました。

じゃあなぜ行かなかったのか。

ひとまず自分の実力を知っておこうと思って受験しました。
そして次年度、少なくともここには受かるようでないといけないし、そうなったときはそれが実力だと思ってまたがんばればと考えていました。
現役の時この大学は行く気がなかったので、入学確保のためのお金は振り込まなくても良いと言っていましたが、後で聞くと振り込んだそうです。
そんなこと言っても気が変わるかもしれないと思ったからとのことでした。
その行為に対し嬉しい気はしましたが、意思がかたいとは思われていないんだなあ、信じられていないんだなあ、という思いもありました。

浪人の時は特にこれがということはありませんでしたが、どうしてもだらけてしまうと思い、とにかく規則正しい生活を繰り返そうと考えました。
夏休み、冬休みなどもしっかし自習時間を作るために朝から自習室で勉強するように席取りに出かけて、友達と頑張っていました。
この時の友人(高校の同級生)2人は今も付き合いが続いています。

通っていた予備校の英語の先生が教材に出てきたウィリアム・ターナーの展覧会が京都でやっているからぜひ見てきなさいと言われたので、友人と見に行きました。この時にすごく感動したのを覚えています。これがきっかけで、大学では絵画を見にいく趣味もできましたし、新婚旅行でイギリスに行ってターナーの絵を見てきました。

今、振り返ってみると受験勉強をするということが第一でしたが、人間らしくそしてどんな局面も楽しく生きていく、そういったことを考えて過ごしていたような気がします。この時の経験が、人が良いよと教えてくれている内容に耳を傾けるようになったのかもしれません。
もちろん受け入れられないこともありますが。

この頃、自分の勉強方法などももちろん自分で考え、どうやって自分が目指すところに合格できるかを、考えながら過ごしていました。

最近の学生さんで研究や試験に向けて予定が立てられない学生がいます。
こういう学生に大学に入るために自分で考えて勉強したやろ?と聞いてみると、言われるがまま勉強していたら受かっていた。

との答えが。

優秀なんだね、と言ってしまえばそうですが、今苦しんでいる姿をみると、ぜひ若いうちに自分で考えるということを学んでほしいです。

 
最終更新日:2021/02/11(木)20:37
 

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考えるということ

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