子ども塾担当の谷口です。
最近はすっかり安定期に突入していた子ども塾でしたが、久々に子供からのSOSが発令されました。
事の発端は、授業内容のマンネリ化がもたらしてくれた良い機会でした。
ここ2回ほどの受講の際に、年中さんが時間を持ち余すことがあり、最後の教材をグダグダしながらこなすことが多くなっていました。
気づきはしていたもののどういった行動をとるのかな?と様子を伺っていました。
はじめに出てきた不満は「もう勉強ばっかり嫌だ!」
谷口:「何で嫌なの?」
年中さん:「・・・」
返事がありません。
大体の見当はついているのですが「めんどくさい」と言うと叱られるのだろう思っていると思ったので・・・
谷口:「面倒なの?」と、こちらから切り出してみました。
すると。
年中さん:「何で勉強しないといけないの?」
待っていました!これはものすごくいい質問です。
あなたならこの質問になんて答えますか?
谷口:「そうか!何で勉強しないといけないのか?わからなければ勉強も頑張れないよね」
「じゃぁ、どうしたい?頑張れないならもう辞める?イヤイヤするのなら意味がないからやめてもいいと思うよ!」
「どうする?どうしたい?」
年中さん:「・・・」
谷口:「ただ辞めたいなら、その理由をちゃんとお父さんかお母さんにお話しして辞めさせてもらえる様にお願いしないとね」
年中さん:「・・・」
こんなやりとりが行われました。
この一連のやりとりの内容に関しては、賛否あるかと思いますが子ども塾ではそこは重要ではないのでスルーします。
子ども塾にとって一番大切にしたいことで見過ごしてはいけないことは、年中さんの受講生は終始黙ったままであったこと、自分が言われていることに対して、ありがちな「そうする!」とか後先考えない適当な返事をしなかったことです。
これはすごく自分の身の回りで起こっていることに対して、わからないままの状況を嫌がっているということと、辞めたい訳じゃないと言うことの意思表示以外に考えられません。驚くべき成長ぶりです。
こうなれば次は大人の出番です。
子供が感じている違和感と疑問点を解消できる対策を考えないといけません。
谷口:「よし、わかった!なんで勉強しないといけないのか、次の時にちゃんと理解できる様に準備しておくね!」
年中さん:「うん!」
どう対策を講じるのかは、次回をお楽しみに!