実りの子ども塾

 

子ども塾担当の谷口です。

今日は、二人目の塾見学者の方が来られることになり、子ども塾ではよく起こる現象が自然発生的に起こったのでちょっとご報告。

今回は塾の講師になれるのであればなってみたい!と思ってらっしゃる方で、お話をさせていただく中で見学のついでに実際にお手伝いをしていただくことになりました。

もうすぐ2ヶ月目をむかえようとしている子ども塾では、子供達はすっかり自分ですすめる順番を決め、思うがままに取組んでいます。
ちょっと慣れすぎて、丁寧さがおざなりになってきているのが気になるところですが・・・そこは諦めることなく、気付くまで声かけあるのみです。

そんな特殊な環境の子ども塾では、大人は率先しては子供達に指導は行いません。指導をするのは、子供からのSOSが出された時だけ・・・それでもまだヒントを示すだけにします。

要はいつでもどこでも「とことん考え尽くしてもらう」ことを大切にしています。ひとつひとつの作業完了には時間がかかりますが、それが子ども塾の醍醐味です。

でも、その手間が今回お手伝いいただくことになった彼にとっての難題となってしまいました。

従来のよくある学習塾では、子供が問題を正解するために指導を行います。つまり解答することが重要ではなく、正解することが重要である指導を行います。彼もその様な環境で勉強を頑張ってきたのでしょう!自然とその時の指導者の真似事を始めてしまいました。

でも、子ども塾では正解が全てではありません。
むしろ、なぜ?その解答にたどり着いたのか?というところを一番大切にします。つまり、無意識で行っていることを、あえて意識することでどんな行動・言動にも自分の考えを持てる様になる対応が必要となります。

そのひとつに、答え合わせの際に正解には⚪︎をつけますが、間違っているところに×はつけません。その理由は×=ダメではないからです。

子ども塾では、○ではないところは子供達にもう一度考え直してもらいます。
それでもわからない場合はヒントを与えます。

今はヒントに関する具体案は記載しませんが、そのヒントも答えに結びつくヒントではなく、なぜ間違っていたのか?に気付けるヒントです。でも指導の立場にいた彼は、どうしてもこのヒントの出し方が理解できなかった様でした。ついつい答えに結びつく解答の仕方を指導してしまっていました。

「最低限必要なこと以外何もしないで子供に考えさせる」という考え方と行動が伴わない瞬間でした。もちろん、彼も子ども塾の趣旨は理解し、共感してお手伝いを申し出てくれたのですが、無意識に学習塾の様に子供達に接してしまったのでしょうね。
これは決して悪いことではなく、大人であってもとっさの時には無意識の部分が勝手に動いてしまい、頭でわかっていたはずの軌道修正も実行するのは難しいということがわかります。

子供達は大人(指導者)が何もしない環境が楽しくなることで、本来嫌いだった学習も頑張れる環境が構築できていますが、その環境が出来上がったとしても、今度は周りの大人がその環境を楽しんでいる子供達についていけないという面白い環境が出来上がってしまうことはよくあります。

子ども塾で学習したご家庭では必ずこの様な現象が起こってきます。
ですので、子ども塾では入塾の際には、お父さん、お母さんもご一緒に入るつもりで入塾して下さいとお話ししていますが、そのことを重く受け止めていただける親御さんは、残念ながら大変少ないのが現状です。

子ども塾に興味を持っていただけた際の参考になればと思い、今回はこの様な内容のコラムを記載しました。

 
最終更新日:2020/12/22(火)20:49
 

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